最近、特に増えてきました、ポータブル電源を持ったお客さん。たぶん、キャンプでの使用がトリガーじゃなく、災害時の非常用としても使うというのが購入が増えた理由だと思います。やっぱりあったら便利というか、ここからは私見ですが、キャンプと日常で経験したことに基づいて遠慮なしにポタ電について話してみます。たぶん異論もあるとおもうけど。
まず選ぶのに決めるのはメーカー。粗悪品はバッテリーだけに最悪事故になったり寿命が極端に短かったりするので(中古もNGだと思う)信頼できるメーカーがいいです。初期不良や故障もあるので。
全く私見ですが、EcoFlow,Jackery,Anker,BLUETTIから選んでます。LACITAもいいかも。
次は何に使うか。冒頭で書いたとおり正直キャンプだけなら使ったことあるのは電気毛布、スマホやランタンの充電、扇風機なので500whあれば十分。
寒さは薪ストーブや灯油ストーブで。流行の冷蔵庫は車載で別途電源確保するので対象外。んじゃあ
スマホはキャンプ地までの車で充電できるし、ランタンはそれ自体に結構なバッテリーを持ってるものを選べばいいので正味使うのは冬の電気毛布と夏の扇風機くらいです。ちなみに、一番電気使うドライヤーは持って行くんなら600wくらいのものをキャンプ用に準備したほうがいいです(タオルドライでいいけど)と考えると、500whくらいのポタ電で十分。軽いほうがいいし。写真はEcoFlow RIVER Pro 720wh
(ポタ電には使用効率があって720whの製品でも使用効率80%だと実際に使える電気容量は500wh超くらい。中には大きい容量を謳って使用効率50%なんてのもあるから注意です)
そこで冒頭で話した災害時の非常用。これはちょっとウチは特殊な事情があって、キャンプ場は自然の中なので上水道はなく井戸からポンプで組み上げて貯水タンクに貯めてポンプで圧をかけて蛇口から出してるので、停電すると水が止まります。これ、大変困る!特にトイレが流れない。飲料水等はお客さんが準備してるのですぐには問題にならないけど、トイレはまったなしです。ガソリンの発電機も準備してますが、重いしうるさいし燃費の問題もあって即使えるポタ電が必須になる。次に必要なのは冷蔵庫、冷凍庫。これ、ちょっと訓練というか考えといたほうがいいかも。ポタ電につなぎ換えて2日以上持たそうとするだけでも相当な電池容量が必要でとても高額になって、ポタ電というより住宅用蓄電になっちゃうので、経験から次のような使い方を想定してます。まず冷凍は案外持ちます。イメージはキャンプに持って行くクーラーボックスに保冷剤を入れている状態。1日は大丈夫。次は冷蔵。これは保冷剤をクーラーボックスに移して持たせたいものを移す。あとは食べるか諦める。その他は状況に応じて。加熱はCB缶のガスコンロ、照明はLEDランタンがいいです。NGなのは電子レンジ、オーブントースター、炊飯器、ホットプレート、電気ポット等の1000w越すもの。エアコンはそもそも大型は200Vなので対象外。逆に以外と使うのがパソコンとネット関連。情報収集にスマホより見やすいため。あとは夏の扇風機。こんな使い方を想定して、今回は同メーカーのDELTA3Plusを購入しました。ちなみに前の機種はお客さんへ貸し出したりするので。
最後に、充電について。充電は家庭のコンセント、AC電源から。キャンプに行くときは事前に満充電にして連泊するときは移動中の車でシガーソケットから。但し遅いです。早く充電するためにはオルタネーター等の製品を追加で買うととても早くなるけどまだまだ高額過ぎ。日常ではたまに使うコンセントに繋ぎっぱなしにして電源タップをつないでます。何かを繋いだらそのまま電気を流すパススルーという機能がよくなって以前よりバッテリー寿命に影響しなくなったようです。
そして各社が勧めているソーラーパネルからの充電。少なくともキャンプで必要だとは思いません。
何泊も連泊するなら別だけど、一泊なら満充電していけばいいし、たぶんチェックインして設営して充電可な状態になって日が落ちてでそんなに充電できない。日当たり悪かったりすると充電の前にキャンプ、終ります。ソーラーパネル検討は常設かちょっと長い被災時を想定しての購入だと思います。
とっても長いブログになりましたが、ちょっとでも参考になれば。あっ!大切なことを忘れてました。ポタ電購入に一番必要なのは、妻の理解・・・「また買ったの?似たようなのあるじゃん!」「いや、今度のはあれがこうなって、こう使うから必要で・・・聞いてないか・・・」・・・こづかい貯めましょ・・・。
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