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風と戦う木


今週はほんとうに風の強い日が続いてます。毎朝キャンプ場内と周辺の点検を怠らないようにしています。

そして、見つけたのが・・・。

写真は伐採した結果のもので立ち木が半分に割れている様子がよくわかります。割れ目から徐々に朽ちていってる。手前が受け口で二股の木だったので変則的に追い口を入れています。

(ブログの最後に強風にあおられて揺れる今にも裂けそうな木の動画あり)。




発見してから二日目の写真。二股に分かれた木の西側の木のこぶあたりから裂け目があります。今週は整備のため平日を休場にしていたので発見した日から様子を見て、対処の方法を検討していました。

そして、近所の伐採経験が豊富で必要な道具をすべて保有してる方に相談し、伐採することに。但し、風が止まないと危険で着手できないので予報を見ながら、日取りを決めました。
















伐採前日にワイヤーロープを張り、当日スムーズに作業できるよう準備。当日にやると道具が足りなかったりした場合に対処できないと困ります。

伐採当日はこの日だけ予報どおり風が止んでくれました。












伐採経験豊富なご近所でとても良くしてくださっているSさんと、たまたま訪問してくれていた先輩のOさん、私で伐採開始。

Sさん所有のスーパーチェーンソー、

Makitaの40vバッテリーソーでまずは受け口を入れてから、徐々に追い口をいれていきます。私は木が倒れるほうにいて少しずつハンドウインチを絞っていく役目。

Oさんは全体を見て、危険がないか確認してくれてました。







少しずつ追い口を深くいれて、ウインチを絞って、何回目かにバキっと音がしてゆらっとした瞬間、倒木側にいた私はさっさと逃げます。














ゆらっときてからはあっという間の出来事。見事に思惑どおりの方向に倒れました。伐採事故は実はよく起きていて不幸な事故のことをよく耳にします。

・一人では絶対だめ。

・どんなに細い木でも過信は禁物

・希望的観測、素人予測は危険

・伐採する木以外の周辺を良く観察する

思わぬ方向に倒れたり、途中で折れて飛んできたり、隣の木が蔓で引っ張られて倒れてきたり、追い口側に滑ってきたりと様々なことが起きるそうです。





一番いいのはプロに依頼することですが人手不足でスケジュールがとれなかったり、なんと言ってもコストがばかになりません。伐採だけお願いして後処理を全て自分でやっても1本2~3万。庭木の1本を処理するのならかけてもいいコストですが、キャンプ場で全てプロに依頼していると経営が成り立ちません。

作業の安全が確保できることが大前提ですが、基本は自分でなんとかする!

誰かの協力は必要なので、日頃のコミュニケーション大切です。






切り倒した直後。これを下まで引きずり下ろして、運べる大きさに切ります。

Sさん所有のバッテリーチェーンソーがすごかった!まるで良く切れるナイフでバナナを切っているよう!私のエントリーモデルとはモノが違います。お値段も

と~ってもお高い!あれ、あったら薪作りがすごく楽だなあ~。買えないけど。




このくらいのサイズまで切らないと一人で持ち上げられないほど、木って重い。

結局、軽トラ2杯分ありました。











大切な資源なので、これも全て何かに使います。











伐採翌日。周辺の木々を何度も確認して予防措置を施す木を決めておおよその計画をたててすべて完了。ここは後日きれいに処理します。やたらに切ればいいってもんじゃなく、風からキャンプ場を守って戦ってくれている木々は大切にしないといけないので、枝打ちしたり清掃したり・・。こればっかりは楽しさなんて関係なく安全第一、自然と共存です。








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